1999年7月29日『シーマン〜禁断のペット〜』(セガ)発売

画像はAmazon.co.jpより引用

18年前の今日7月29日は、『シーマン〜禁断のペット〜』が発売された日

『シーマン』とは

ビバリウムが開発した育成シミュレーションゲームで、ドリームキャスト(DC)版が1999年7月29日にセガから発売された。しゃべる人面魚・シーマンと会話をするという珍しいゲーム性やその見た目のインパクトにより、当時のゲーマーに大きな衝撃を残した作品。

DCが発売後、キラーソフト不足に頭を悩ませていた頃に発売されたソフト。「音声認識を利用した3D育成ゲーム」の成功例と言える。人の顔と大昔から受け継がれたという知恵を持ち合わせ、かつ人語を解すという、古くからエジプトで伝説となっている生物「シーマン」を水槽内で飼育し、ある場所へと向かわせるのが目的。

シーマンの奇怪な容姿とそのふてぶてしい態度、あたかも実在しているかのようなキャンペーン展開と、リアリティ溢れる緻密で壮大なバックストーリーで、ゲームマニアから一般層までも巻き込む社会現象にまで至った。

当時としては高い3D描写能力を誇っていたDCの性能を生かしたリアルさ、音声認識システムを使ったコミュニケーションが本作の最大の特徴。コントローラにマイクデバイスと呼ばれる装置を装着、またはマイクを内蔵したコントローラ(シーマイクコントローラ)を接続することで、簡単な音声認識をする仕組みとなっている。

ゲームプレイ時に水槽で数個の卵を孵化し「マッシュルーマー」と言われる幼態を育てる必要がある。水槽の温度をあげたり、エサをやったりしないとゲームが進むことはない。シーマンはゲームを起動しないままいると1日放置した程度で死に、ゲームオーバーとなってしまう。リアルな生き物を育てる感覚に近い体験ができる。

成長した後は、音声認識システムを利用し、シーマンとコミュニケーションを取ることができる。話しかけると会話に応じてくれ、その内容のバリエーションは豊富でリアルな会話が成立しているかのように感じさせる。ゲームが進むとプレイヤーの悩み事を聞いてくれたり、含蓄のある話を聞かせてくれるまでに至り、その内容は人間関係、コンピューター関連、人類の歴史、哲学的な話題など幅広い。また、コントローラを使って摘み上げて観察したり、指カーソルで水槽を叩いてシーマンを呼んだり、デコピンやくすぐるなどシーマンと触れ合うことも可能。

本作の生みの親であるビバリウム社長の斎藤由多加氏は2017年5月25日、自信のツイッターにて「どうやら新しいプロジェクトがスタートしたようだ。背中に書いてあるウェブアドレスから何のプロジェクトか推測してみてね」というツイートを投稿。投稿されたツイートに添付された写真に写る男性が着ている写真をアップすると、小さな文字でwww.Seaman.AIと書かれており、このURLにアクセスすると「シーマン人工知能研究所」というページに飛ぶ。シーマン関連のプロジェクトが開始されたと話題になっている。

1999年(平成11年)の出来事

地域振興券(2万円の商品券)を政府が子供老人に支給。

・7月1日、カプコンより『ディノクライシス』(PlayStation)発売。

『シーマン〜禁断のペット〜』作品概要■

ジャンル 育成シミュレーション
対応機種 ドリームキャスト
発売元 セガ
人数  1人

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