1983年7月15日「ファミリーコンピュータ」発売

画像は日本経済新聞より引用

34年前の今日7月15日は、「ファミリーコンピュータ」が発売された日

「ファミリーコンピュータ」とは

1983年7月15日に任天堂より発売された家庭用ゲーム機。略称はファミコンFC

ゲーム&ウオッチの事業を成功させた任天堂が、その利益を投入して開発した。高スペックでありながら14800円という価格の安さと、いくつかの爆発的人気を誇るソフトが鍵となり、日本全国に普及し“ファミコンブーム”を巻き起こした。

その後、海外版ファミコン「NES(Nintendo Entertaiment System)」の普及により、世界規模の社会現象にまで発展。任天堂を世界的玩具メーカーに押し上げた伝説の家庭用ゲーム機となった。最終的な出荷台数は日本国外版にあたるNESも合わせて、全世界累計で約6,291万台を記録したと言われている。

ROMが内蔵されているカートリッジ(カセット)を本体上部の挿入口に押し込むことで、ハードウェアと内部のROMの回路が電気的に接続され、電源を入れると即座にゲームがスタートする仕組み。カセットを入れ替えることで様々なゲームをプレイできる。接触が悪い時はカセットにフーっと息を吹きかけて埃を取る行為が流行ったが、任天堂公式では錆びの原因となるのでやめるよう呼びかけている。

コントローラーが標準で2つ付いており、コントローラー2にはマイクが付属している代わりに、スタートボタンとセレクトボタンがない。一部のソフトではマイク機能を使うものもある。「ドラえもん」では隠しボーナスキャラが出現、「ゼルダの伝説」ではポルスボイスという敵を一撃で倒せる、「たけしの挑戦状」ではカラオケ店でマイクを使って歌わなければならないイベントが存在、など。

本体と同時発売したローンチタイトルは『ドンキーコング』、『ドンキーコングJR.』、『ポパイ』

本体の色は、「社長が好きな色にしたかっただけで、単純に社長命令だった」という。

次世代機は1990年に発売された「スーパーファミコン」

2016年11月10日に、当時のデザインのまま小型化した任天堂公式の復刻版「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が発売。現在は一旦生産を終了中。

1983年(昭和58年)の出来事

・TVドラマ「おしん」ドローム(視聴率62.9%)。

・任天堂より『マリオブラザーズ』(アーケード)稼働開始。

『ファミリーコンピュータ』概要■

ジャンル 据置型ゲーム機
対応機種 ロムカセット
発売元 任天堂
人数  1~2人

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